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900研究室・先輩の声 74件

望月 拓郎
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望月 拓郎 教授は、数理解析研究所の基礎数理研究部門で、微分幾何と代数幾何を研究しています。調和バンドルの特異性の研究から出発し、混合ツイスターD加群とよばれる対象の理論を確立しました。近年は、これまでに得た結果や知見を、関連する対象や、より具体的な題材に当てはめることを試みています。具体的には、二次元戸田方程式の解や、周期性をもつインスタントン・モノポールを研究しています。

緒方 芳子
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緒方研究室は、数理物理学の分野で、量子統計力学の基本的なモデルである量子スピン系を研究しています。物質を絶対零度まで冷やしたときの状態(基底状態)と、そのエネルギーのすぐ上にあるすき間(スペクトルギャップ)に注目します。スペクトルギャップを持つモデルは雑音に強い量子計算機との関連もあり、こうしたモデルの分類問題に取り組んでいます。物理学者が予想してきたことを、数学的に厳密に示す研究を進めています。

小澤 登高
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小澤研究室は、作用素環と離散群の関わりを研究しています。群は対象の対称性を記述する数学の言葉で、たとえば結晶の構造を変えない回転や鏡映などの変換の全体が群になります。群の要素を作用素とみなして作用素環論の解析的なテクニックで群の問題を調べ、その逆向きの応用も同時に扱っています。伝統的な作用素環論のほか、作用素論、Banach環論、Banach空間論、離散距離幾何学なども研究しています。

照井 一成
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照井研究室は、数理論理学の立場から、証明そのものを研究しています。証明は数学の手段であると同時に、適切に表せば背後にある数学的構造が見えてくる、数学の対象にもなりえます。カリー・ハワード対応のもとでは、証明は関数型プログラムと(ある程度)同じものとみなせ、「計算の媒体」という面も持っています。計算複雑性、ゲーム、表示意味論、代数意味論など、さまざまな観点から研究しています。

朝長 啓造
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すべてのウイルスは、感染した生物のしくみを巧みに利用して増え、広がります。ウイルスを知ることは、その病原性や生き残りの戦略だけでなく、生命の働きそのものを明らかにすることにつながります。地球上のすべての生物に感染しているウイルスは、私たちの進化に欠かせないパートナーだったとも考えられています。朝長研究室(RNAウイルス分野)は、「ウイルスを知り、生命を探る」ことを研究の目標にしています。

野田 岳志
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微細構造ウイルス学分野(野田研究室)は、インフルエンザウイルス、エボラウイルス、ラッサウイルスなどのヒトに病気を起こすウイルスに焦点を当て、細胞の中で増えるしくみと病気を起こすしくみの解明を目指しています。クライオ電子顕微鏡などさまざまな電子顕微鏡法を使った視覚的な解析を得意とし、ウイルス粒子や感染した細胞の構造をさまざまな分解能で明らかにできます。構造生物学や発生学など、ほかの分野の手法も取り入れて研究を進めています。

酒井 博幸
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がんウイルス研究分野(酒井グループ)は、ウイルスの感染によってがんが起こるしくみの解明と、その制御法の開発を目指して、ウイルスと細胞の相互作用を詳しく研究しています。主な研究対象は、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスです。大学院生の受け入れについては、研究室に問い合わせるよう案内されています。

森田 大輔
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細胞制御分野は、「脂質免疫」という新しい切り口から免疫の研究をしています。タンパク質(ペプチド)を見分ける従来のT細胞とは違い、脂質や脂質のついたペプチドを見分けるT細胞があることが知られています。この新しい免疫の全体像の解明と、新しい脂質ワクチンの開発を目指しています。大学院生の受け入れについては、研究室に問い合わせるよう案内されています。

加藤 哲久
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ウイルス分子病態分野(加藤研究室)は、単純ヘルペスウイルスやサイトメガロウイルスなどの大型のDNAウイルスを対象に、感染症の理解と生命現象の解明に取り組んでいます。ウイルスは病気を起こすだけでなく、生命が隠してきた未知のルールを映し出す「生命の鏡」でもあります。ウイルスと宿主の攻防を分子のレベルで解析し、まだ教科書に載っていない生命の原理の発見と、新しい治療法の創出を目指しています。バックグラウンドは問わず、生命現象の謎に挑みたい人を歓迎しています。

河本 宏
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造血では、多能の造血幹細胞から少しずつ分化の能力が限られ、いろいろな系列の前駆細胞が生まれます。再生免疫学分野(河本研究室)は、この過程で前駆細胞の運命を振り分けるしくみの解析を目指し、特にT細胞に至る過程に重点を置いています。血液細胞の進化の起源に迫る研究も進めています。iPS細胞やES細胞から再生したT細胞を使ったがんの治療法の開発にも取り組み、急性骨髄性白血病を対象にした臨床試験の準備を進めています。
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