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900研究室・先輩の声 74件

髙島 康弘
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幹細胞は体の中で日々新しい細胞を生み出し、古くなった細胞を置き換えて私たちを支えています。髙島研究室は、幹細胞を制御して健康を促すことを目指しています。受精卵により近いナイーブ型ヒトiPS細胞の樹立に成功し、それが胎盤や卵黄嚢を含む妊娠期のすべての系列の細胞に分化できることを見いだしました。ヒトの胚の発生をまねる幹細胞胚モデルの作製にも成功しています。

山本 拓也
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山本研究室は、iPS細胞の技術を生かし、分子と細胞のレベルで新しい生命科学の分野を開拓しています。iPS細胞が誘導される過程を含む細胞運命の変換や、個体の老化を主な対象に、ゲノムDNAから情報がどのように取り出され、細胞の機能や性質に結びつくのかを理解しようとしています。染色体の高次構造、エピジェネティックな制御、転写、翻訳など、多くの階層にまたがる制御のしくみを統合して解析しています。

WOLTJEN Knut
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ヒトゲノムの配列は広く読めるようになりましたが、そこに書かれた働きのほとんどはまだ謎です。ヒトiPS細胞はドナーと同じゲノムをもち、病気の影響を受ける細胞に分化できるため、ゲノムの機能を調べる強力な道具になります。ウォルツェン研究室は、iPS細胞での最先端のゲノム編集技術を専門とし、「Read(読む)」「wRite(書く)」「Regulate(制御する)」の3つのRを通じて、ヒトゲノムの完全な制御を目指しています。研究室メンバーの多くが外国人研究者で、国際的で多様な研究環境です。

高橋 和利
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技術の進歩で、DNAから写し取られたRNAがタンパク質に翻訳されるという古典的なセントラルドグマが見直され始めています。高橋研究室は、まだ見つかっていない小さなタンパク質や機能性RNAなど、古典的なセントラルドグマに含まれない分子に注目しています。こうした新しい視点で、多能性幹細胞をモデルに、細胞の運命が決まるしくみの謎を解き明かそうとしています。

下林 俊典
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細胞の中の分子は自発的に集まり、脂質の膜に包まれないオルガネラをつくって、細胞の至るところで重要な役割を果たしています。下林研究室は、相分離を含む細胞内の分子の統計的な性質に着目し、膜のないオルガネラの役割を解き明かそうとしています。特に、細胞の時間を逆戻りさせるリプログラミングの原理を、超解像イメージングや光による分子の集まりの操作、数理モデルなど、従来の分子生物学の枠を超えた方法で研究しています。

中川 誠人
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iPS細胞は、体の細胞に特定の転写因子を入れて初期化(リプログラミング)することで作る、多様な細胞に分化できる多能性幹細胞です。中川研究室は、リプログラミングのしくみの解明を通じて、細胞の可塑性の本質に迫る基礎研究を進めています。c-MYCの代わりとなる安全性の高いMYCLを見つけ、iPS細胞を作る効率と質を両立する方法を確立してきました。

岩崎 未央
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細胞の構造や機能を直接担うのは主にタンパク質ですが、細胞の状態はこれまで主にRNAの量にもとづいて議論されてきました。RNAの量とタンパク質の量は必ずしも比例しないことがわかっています。岩崎研究室は、精度と再現性の高いプロテオーム解析技術を開発し、それをもとに多能性幹細胞でのタンパク質の量の制御と、翻訳・分解の制御の原理を解き明かそうとしています。タンパク質の細胞内の位置や翻訳後修飾、複合体のでき方も、細胞の種類ごとの働きを決めています。同じゲノムをもちながら多様な細胞に分化できるiPS細胞は、分子の量の制御の原理を探る理想的なモデルです。

長船 健二
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慢性腎臓病、糖尿病、肝硬変などの治りにくい腎臓・膵臓・肝臓の病気は、根治の治療である移植のためのドナー臓器が深刻に不足しています。長船研究室は、ヒトiPS細胞から腎臓・膵臓・肝臓を再生し、移植に使える細胞や臓器と、新しい治療薬をつくる研究をしています。発生生物学の知見にもとづいて、iPS細胞からこれら3つの臓器をつくる細胞を効率よく分化させる方法を確立しています。

井上 治久
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超高齢社会の到来とともに、神経難病や認知症の患者さんは増えています。ALSやアルツハイマー病などの神経の難病では、進行を完全に止める根本治療はまだありません。井上研究室は、患者さんのiPS細胞を、病気の解明と治療法の研究から臨床試験へ、臨床試験から病気の解明と治療法の研究へと行き来させて使い、神経の難病の根本治療の確立を目指しています。

金子 新
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金子研究室は、iPS細胞の特性を生かした免疫再生治療の実現に向けた研究をしています。T細胞からつくったiPS細胞には、元のT細胞がもつ受容体の遺伝子の配列が残っています。この特徴を使い、狙った抗原を見分ける若返ったT細胞を大量につくる方法を確立しました。再生医療の実現と、がんや感染症、自己免疫疾患、移植医療などの治療成績の向上に貢献することを目指しています。
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