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702研究室・先輩の声 51件

佐藤長緒
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形態機能学IIは、多様な環境のもとで植物が生き抜くことを支える分子のしくみを研究しています。地面に固定されたまま生きる植物は、細胞の中の環境を巧みに変えることで、厳しい環境の変化に適応しています。なかでも成長と生産性への影響が大きい栄養ストレスと病原体ストレスに注目し、それを制御する分子のしくみを調べています。モデル植物のシロイヌナズナを主な材料に、分子遺伝学や生理・生化学の解析、イメージングを組み合わせています。

綿引雅昭
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綿引研究室は、植物の器官(根など)ができるしくみについて、植物ホルモンの役割を明らかにしています。植物は動かない生き物の代表と思われがちですが、記録映像を早回しで見ると、芽や花などの新しい器官を次々に作り出しています。この形づくりは形態形成と呼ばれ、植物ホルモンのオーキシンが中心的な役割を担っています。シロイヌナズナの突然変異体や形質転換植物を使い、オーキシンに応答する遺伝子の発現のしくみを調べています。

小川宏人
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小川研究室は、動物が外の世界を感覚で捉え、どう行動するかを決めて実行するしくみを研究しています。コオロギの空気の流れで起こる逃避行動と、オスの誘引歌に向かう音源定位行動をモデルに、刺激の受容から中枢での情報処理、運動の制御までを書き切ることを目指しています。福富グループでは、弱電気魚の電気コミュニケーションと遊泳運動との連動のしくみに関する研究も始まりました。電気生理学と光学計測(イメージング)を柱に、バーチャルリアリティやトレッドミル、高速度カメラ、機械学習による解析を組み合わせています。

和多和宏
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和多研究室は、発声学習という行動が、遺伝と環境の両方からどのようにつくられるのかを研究しています。ヒトの言語や小鳥の歌のような発声学習は個体どうしのコミュニケーションをつくるうえで重要で、生まれ(遺伝)と育ち(環境)の両方の影響を受けて個体差や種差が生まれます。それが脳内の神経回路や遺伝子にどう制御され、どのように発達し、進化してきたのかは、まだほとんど分かっていません。行動・神経回路・神経細胞・シナプス・遺伝子・ゲノムDNAのレベルから、この問いに取り組んでいます。

相馬雅代
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相馬研究室は、鳥の家族関係や社会関係に注目し、行動を支える高い認知能力がなぜ、どのように進化したのかを研究しています。対象は、ジュウシマツやブンチョウなど、スズメ目カエデチョウ科の鳴禽類です。鳥は人と系統が離れていますが、親が子育てをして家族で暮らし、声を社会学習で身につけるなど、人と比べられる特徴をもっています。行動生態学や比較認知科学の立場から、歌や求愛、親子関係、発達、生活史などに焦点をあてて、行動のはたらきと進化を考えます。

北田一博
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北田研究室は、マウスやラットなどの実験動物を使って、中枢神経や生殖器系の病気の原因を探る研究をしています。遺伝子改変したマウスやラットをつくり、ヒトの病気に関わる遺伝子のはたらきを調べます。動物を自ら飼育し、表現型の観察と遺伝子型の決定を重ねる、地道な遺伝学の研究です。教員紹介では、1年間をかけて遺伝学研究を体験してみようと呼びかけています。

竹内勇一
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竹内研究室は、生き物の行動を司る脳神経系に、どのような適応の変化が起きているのかを研究しています。生き物の姿かたちや行動は多様で、同じ種の中にもいろいろなタイプがいます。私たちの右利きと左利きという個性もその一つです。利きに関わる脳の回路や遺伝子を調べられるアフリカの鱗食性シクリッドを、世界で唯一、実験用に飼育・管理して研究しています。ほかにも多くの魚種を扱います。研究活動を通して、自分の手で謎を解き明かしていく力を身につけてほしいと考えている研究室です。

田中暢明
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田中研究室は、キイロショウジョウバエやイカを使って、感覚情報の処理のしくみや神経内分泌系の研究をしています。脳はどのように外の環境を認識し、それに適した行動を表に出すのか。ショウジョウバエでは、匂いの情報が処理されるしくみと、その処理が個体の気分や体調によって調節されるしくみを調べています。最近は頭足類のヒメイカを使い、関節や骨格のない体の運動制御と、脳の感覚情報処理のしくみの研究も始めました。どちらも一つ一つの神経の構造から機能までを明らかにするために、解剖学と生理学の手法を組み合わせています。

Michael Schleyer
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シュライアー研究室は、国際的な研究チームで、記憶学習、意思決定、運動の研究を行っています。脳はもっとも未知なるものの一つで、脳がどうやって体と行動をコントロールしているのかは、まだ分かっていないことがたくさんあります。そこで、小さくて単純な無脊椎動物の脳、キイロショウジョウバエの幼虫の脳に着目しました。神経細胞が約1万個しかなく、1細胞のレベルで神経回路を解析できる遺伝学のツールがそろっています。「昆虫心理学」とも呼べる研究で、小さな昆虫がその単純な脳で何を考えているのかに迫ります。

勝義直
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勝研究室は、性ホルモンを受け取るタンパク質(受容体)が進化のなかでどう生まれたかを研究しています。軟骨魚類や古代魚、ヤツメウナギ、ナメクジウオなど、動物進化の要所にいる生き物から受容体の遺伝子を取り出して働きを調べます。高等脊椎動物が持つ精密な内分泌のしくみが、いつ、どのように成り立ってきたのかをたどります。
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