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94研究室・先輩の声 30件

小池茂昭
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小池研究室は、自然現象や工学の問題を表す偏微分方程式を、数学の立場から研究しています。多くの場合は解を式の形で求められないため、まず「弱い意味での解」を求め、それが本当の解になることを示します。工学や最適制御に現れる方程式は完全非線形と呼ばれ、この型には粘性解という弱解が使われます。いまの中心は、その粘性解がどれくらいなめらかかを調べる正則性理論です。

竹内淳
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竹内研究室は、半導体の量子構造の中で起こるさまざまな超高速現象を調べ、その応用を探っています。扱うのは、ピコ秒(1兆分の1秒)からフェムト秒(1000兆分の1秒)という、人類が到達しうるもっとも短い時間の世界です。特殊なレーザから出る極めて短い光パルスを当てて、半導体の中で電子がどうふるまうかを追いかけます。トランジスタやレーザなどの素子をさらに速くするための物理を明らかにし、応用につなげることをめざしています。

新倉弘倫
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新倉研究室は、きわめて短い時間だけ光るレーザーを使って、原子や分子の超高速の変化を測定しています。1アト秒は10のマイナス18乗秒で、ここまで短い時間を見分けられると、分子が形を変えるよりも速い電子の動きを追えます。測定には、高強度の超短レーザーパルスや、極端紫外領域のアト秒レーザーパルス(高次高調波)を使います。原子や分子の構造の変化と、電子状態の変化をとらえることが目的です。

原山卓久
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原山研究室は、カオスなどの非線形物理学をもとに、さまざまな問題に現れるランダムネスと複雑性の起源とはたらきを研究しています。数理的・理論的な側面と、それとは真逆の応用的な側面の両方から同時に見る視点を大切にしています。古典力学系のカオスや量子カオス・波動カオスの理論を組み立て、その成果を非線形光学や固体物理、新しいデバイスに応用します。応用に踏み込むことで、逆に基礎的・理論的な問題が浮かび上がってくるのが、この研究室のスタイルです。

福原武
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福原研究室は、レーザーで極低温まで冷やした原子を使い、たくさんの粒子が集まった量子多体系のふるまいを実験で調べています。粒子が集まると、粒子どうしの相互作用や量子統計の性質からさまざまな現象が現れる一方で、問題を解くのは一般に難しくなります。冷却原子はとてもシンプルな物理モデルで書け、条件を細かく変えられるので、量子多体系を調べるよい舞台になります。量子多体系に対する究極的な制御を実現して理解を深め、その応用へ結びつけることを目標にしています。

溝川貴司
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溝川研究室は、さまざまな固体が示す電気的・磁気的・光学的な性質のもとにある電子の状態を調べています。使うのは、紫外線からX線までの比較的エネルギーの高い光を利用する分光の実験手法です。真空中で固体に光を当てると電子が飛び出し、そのエネルギーと運動量を測ると、固体の中の電子のエネルギーと運動量が分かります。磁性や超伝導、金属絶縁体転移といった性質を示す遷移金属化合物や希土類化合物を主な対象にしています。

森島繁生
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森島研究室は、先端技術を通して、安全・安心な社会や豊かな生活、日本の伝統文化に貢献することを研究目標にしています。物理や数学を道具として使いこなし、ディジタル信号処理、コンピュータビジョン、コンピュータグラフィックス、ヒューマンコンピュータインタラクションに取り組んでいます。技術力を示すだけで終わらせず、目に見えるコンテンツや具体的に役に立つシステムとして形にすることを大切にしています。最終のターゲットが人間の幸福や豊かな感性・文化に向いているのが、この研究室の特徴です。

井村考平教授
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井村研究室は、ナノメートルの大きさの物質が光に対して示すふるまいを調べている、光物理化学の研究室です。光の吸収や反射、散乱を測る分光法は幅広く使えますが、光の回折のために、見分けられる細かさは光の波長ほどに限られます。近接場光学という新しい原理の顕微鏡を使い、その回折限界を超えるナノスケールの分解能で観察します。金などの貴金属ナノ微粒子に現れるプラズモンを可視化し、光エネルギーの利用やセンサーへの応用につなげようとしています。

清野淳司准教授
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清野研究室は、人工知能(AI)の技術で化学のビッグデータを解析する、ケム・インフォマティクスの研究をしています。元素の組み合わせから生まれる化合物はほぼ無限にあり、データベースに登録された化合物は億を超えます。これまでの化学は実験する人の経験と勘に頼る面が大きく、狙った性質の化合物にたどり着けるとはかぎりませんでした。実験化学・計算化学・インフォマティクスを結びつけ、偶然の発見に頼らない材料開発のしくみをつくろうとしています。

Aditya Wibawa Sakti准教授
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Sakti研究室は、理論と計算の手法を使って、化学が世界にどう働いているかをそのしくみから明らかにする研究室です。研究室で開発しているCMMDEというプログラムと、さまざまな計算手法を組み合わせて分子や材料をシミュレーションします。いま力を入れているのは、イオン電池、均一系・不均一系の触媒、創薬、化粧品、そして凝縮系の材料です。より持続可能で安全な世界につながる電池・触媒・薬などを、どう設計するかに関心があります。
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