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94研究室・先輩の声 30件

上田太郎
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上田研究室は、細胞が動くメカニズムを、細胞レベルと分子レベルの両方から研究しています。鍵になるのは、主要な細胞骨格である「アクチンフィラメント」と、真核細胞運動のモデル系である「細胞性粘菌」です。アクチンフィラメントが場所ごとに違う働きをする理由や、細胞が2つに分かれるしくみを調べています。タンパク質の分子モーターを、ごく小さな輸送の道具として使う研究にも取り組んでいます。

勝藤拓郎
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勝藤研究室は、新しい物質をつくり、そこで電子が示す新しい振る舞いを調べています。結晶の中の電子は、原子核から力を受けたり電子どうしで力を及ぼしあったりして、集団として多彩な性質を生み出します。電気が流れる金属になったり、磁石にくっついたり、電気抵抗が0になったりするのも、その一例です。とくに遷移金属酸化物を中心とする「強相関材料」を対象に、光学的な手法などを使って研究を進めています。

鷹野正利
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鷹野研究室は、原子核を理論の側から研究しています。原子核は陽子と中性子が核力で結びついた系ですが、その構造を知るには多体問題という大きな壁があります。そこで、無限に大きい仮想的な原子核「核物質」を考え、主に変分法を使ってその状態方程式を求めています。得られた状態方程式は、中性子星や超新星爆発といった高エネルギー天体現象の研究にも応用されます。

高野光則
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高野研究室は、生物の動作メカニズムを原子・分子のレベルから解き明かす、計算生物物理学の研究室です。蛋白質は設計図どおりの立体構造を自発的につくり、集まったり離れたりして「分子機械」「分子素子」として働きます。分子機械は構造の安定性がごくわずかしかなく、熱ゆらぎで崩れるものもあります。そんなにもろい機械がどうして働けるのかを問うています。計算物理学と最先端のコンピューティング技術を使って、その動作機構に迫っています。

高山あかり
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高山研究室は、物質の「表面」で起こる物理現象を研究しています。結晶は原子が3次元に周期的に並んだ状態ですが、その端である表面では周期性が破れ、結晶とは違う2次元の性質が現れます。2次元の表面や界面、1次元のエッジ、0次元のドットといった低次元の世界には、まだ分かっていないことがたくさんあります。「創る・見る・測る・理解する」をモットーに、走査トンネル顕微鏡や光電子分光、電子・陽電子回折を使って調べています。

安田賢二
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安田研究室は、生命のしくみを物理の言葉で理解しようとしています。生物は分子から細胞、個体へと階層をなすシステムで、単純に分子を集めただけでは生まれない性質を示します。物理では規則的なふるまいを見るのにアボガドロ数ほどの要素が必要ですが、生命はわずか数個の要素で高い規則性や再現性を保ちます。この「集団効果」がどこから来るのかを、要素を組み上げる構成的な手法で調べています。

山崎義弘
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山崎研究室は、身のまわりで見られるパターン形成の現象や行動様式を研究しています。桜の枝ぶり、雪の結晶、ガラスのひび割れ、細菌のコロニー、鳥や魚の群れ。こうした自然の造形は、一見すると複雑で多様です。構成要素の細かい違いによらず「パターン」としてとらえ、個別の現象に共通する形成のしくみを浮かび上がらせようとしています。統計物理学や非線形科学、複雑系科学の観点から、単純なモデル化と数理構造の抽出を目指しています。

湯浅一哉
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湯浅研究室は、「量子エンタングルメント」をキーワードに、量子物理学と量子情報を理論的に研究しています。量子力学で記述されるミクロの世界では、さまざまな不思議な現象が起こっています。そうした量子論の基礎的な問題を考えるとともに、ミクロからメゾスケールにわたって現れる量子力学的な効果を追究しています。さらに、量子相関やエンタングルメントを積極的に活用する量子情報・量子技術の物理にも取り組んでいます。

青木隆朗
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青木研究室は、物理学としての量子光学と、応用物理学としてのナノフォトニクスデバイスの開発を融合させた研究室です。中心にあるのは、光共振器に閉じこめた光と、それと相互作用する原子からなる共振器QEDの研究です。光の波長より細い光ファイバー(ナノファイバー)を使った共振器を独自に開発し、レーザーで冷やして捕まえた原子を結合させています。量子状態を極限まで生成・測定・操作する技術を開拓し、量子情報や量子計測への応用をめざしています。

片岡淳
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片岡研究室は、X線やガンマ線をとらえる高感度なカメラを自分たちで開発し、宇宙の観測と医療への応用を進めています。金やプラチナといったレアメタルは、中性子星の合体などの爆発現象でつくられ、そのとき特有のラインX線・ガンマ線が出ると考えられています。開発したカメラを数十キログラムの超小型衛星に載せ、そうした宇宙からの光をとらえようとしています。同じ技術を医療に持ちこみ、薬が体の中でどう動くかを体の外から見る方法にも取り組んでいます。
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