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57研究室・先輩の声 5件

楢本悟史
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楢本研究室は、植物の形づくりのしくみを細胞のレベルから研究しています。植物の形は遺伝子だけで決まるのではなく、細胞の向き、植物ホルモンのはたらき、細胞内の輸送、細胞骨格、生体膜の状態、環境への応答が重なって生まれます。コケ植物、シダ植物、シロイヌナズナ、菌従属栄養植物などを使い、体軸のつくられ方や器官の形成を調べています。ライブイメージングと顕微鏡観察を軸に、分子遺伝学や細胞生物学、AI画像解析、数理生物学を組み合わせ、発生を「見る」だけでなく「測って理解する」ことを目指しています。

千葉由佳子
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千葉研究室は、RNAが関わる遺伝子発現の制御が、植物のもつ独特の生理現象にどう関わっているのかを研究しています。いまはとくに、植物のストレス応答におけるRNAの役割に注目しています。mRNAの分解による遺伝子発現の調節は、すばやい応答が必要なときに効きやすいと考えられています。モデル植物のシロイヌナズナを使い、分子遺伝学と生理学の手法で調べています。

中野亮平
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植物微生物分子生態学研究室は、自然環境にいる多種多様な微生物と植物がどのようにコミュニケーションをとり、その会話が植物の生き様にどう影響しているのかを研究しています。植物の根には様々な微生物が定着していて、そのまとまりを「マイクロバイオータ」と呼びます。マイクロバイオータは植物の生長やストレス耐性、耐病性に大きく影響するため、自然環境では植物の一部とすら考えられます。植物と微生物の遺伝学、マルチオミクス、細胞生物学を使って、根のマイクロバイオータが生長と免疫の調整に与える影響のしくみに迫ります。

伊藤秀臣
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形態機能学第III研究室は、植物が環境をどのように感じ、応答して生きているのかを研究しています。植物は場所を移動できないかわりに、暑さや寒さ、乾燥、光、まわりの生物といった変化を感じ取り、遺伝子の働きや成長を調節しています。遺伝学や分子生物学、ゲノム・エピゲノム解析を組み合わせ、植物が環境の情報を受け取り、記憶し、応答するしくみを調べています。中心となるテーマは、環境ストレスへの応答、エピジェネティクス、トランスポゾン、植物どうしのコミュニケーションです。

佐藤長緒
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形態機能学IIは、多様な環境のもとで植物が生き抜くことを支える分子のしくみを研究しています。地面に固定されたまま生きる植物は、細胞の中の環境を巧みに変えることで、厳しい環境の変化に適応しています。なかでも成長と生産性への影響が大きい栄養ストレスと病原体ストレスに注目し、それを制御する分子のしくみを調べています。モデル植物のシロイヌナズナを主な材料に、分子遺伝学や生理・生化学の解析、イメージングを組み合わせています。

綿引雅昭
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綿引研究室は、植物の器官(根など)ができるしくみについて、植物ホルモンの役割を明らかにしています。植物は動かない生き物の代表と思われがちですが、記録映像を早回しで見ると、芽や花などの新しい器官を次々に作り出しています。この形づくりは形態形成と呼ばれ、植物ホルモンのオーキシンが中心的な役割を担っています。シロイヌナズナの突然変異体や形質転換植物を使い、オーキシンに応答する遺伝子の発現のしくみを調べています。

小川宏人
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小川研究室は、動物が外の世界を感覚で捉え、どう行動するかを決めて実行するしくみを研究しています。コオロギの空気の流れで起こる逃避行動と、オスの誘引歌に向かう音源定位行動をモデルに、刺激の受容から中枢での情報処理、運動の制御までを書き切ることを目指しています。福富グループでは、弱電気魚の電気コミュニケーションと遊泳運動との連動のしくみに関する研究も始まりました。電気生理学と光学計測(イメージング)を柱に、バーチャルリアリティやトレッドミル、高速度カメラ、機械学習による解析を組み合わせています。

和多和宏
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和多研究室は、発声学習という行動が、遺伝と環境の両方からどのようにつくられるのかを研究しています。ヒトの言語や小鳥の歌のような発声学習は個体どうしのコミュニケーションをつくるうえで重要で、生まれ(遺伝)と育ち(環境)の両方の影響を受けて個体差や種差が生まれます。それが脳内の神経回路や遺伝子にどう制御され、どのように発達し、進化してきたのかは、まだほとんど分かっていません。行動・神経回路・神経細胞・シナプス・遺伝子・ゲノムDNAのレベルから、この問いに取り組んでいます。

相馬雅代
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相馬研究室は、鳥の家族関係や社会関係に注目し、行動を支える高い認知能力がなぜ、どのように進化したのかを研究しています。対象は、ジュウシマツやブンチョウなど、スズメ目カエデチョウ科の鳴禽類です。鳥は人と系統が離れていますが、親が子育てをして家族で暮らし、声を社会学習で身につけるなど、人と比べられる特徴をもっています。行動生態学や比較認知科学の立場から、歌や求愛、親子関係、発達、生活史などに焦点をあてて、行動のはたらきと進化を考えます。

北田一博
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北田研究室は、マウスやラットなどの実験動物を使って、中枢神経や生殖器系の病気の原因を探る研究をしています。遺伝子改変したマウスやラットをつくり、ヒトの病気に関わる遺伝子のはたらきを調べます。動物を自ら飼育し、表現型の観察と遺伝子型の決定を重ねる、地道な遺伝学の研究です。教員紹介では、1年間をかけて遺伝学研究を体験してみようと呼びかけています。
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