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57研究室・先輩の声 5件

竹内勇一
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竹内研究室は、生き物の行動を司る脳神経系に、どのような適応の変化が起きているのかを研究しています。生き物の姿かたちや行動は多様で、同じ種の中にもいろいろなタイプがいます。私たちの右利きと左利きという個性もその一つです。利きに関わる脳の回路や遺伝子を調べられるアフリカの鱗食性シクリッドを、世界で唯一、実験用に飼育・管理して研究しています。ほかにも多くの魚種を扱います。研究活動を通して、自分の手で謎を解き明かしていく力を身につけてほしいと考えている研究室です。

田中暢明
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田中研究室は、キイロショウジョウバエやイカを使って、感覚情報の処理のしくみや神経内分泌系の研究をしています。脳はどのように外の環境を認識し、それに適した行動を表に出すのか。ショウジョウバエでは、匂いの情報が処理されるしくみと、その処理が個体の気分や体調によって調節されるしくみを調べています。最近は頭足類のヒメイカを使い、関節や骨格のない体の運動制御と、脳の感覚情報処理のしくみの研究も始めました。どちらも一つ一つの神経の構造から機能までを明らかにするために、解剖学と生理学の手法を組み合わせています。

Michael Schleyer
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シュライアー研究室は、国際的な研究チームで、記憶学習、意思決定、運動の研究を行っています。脳はもっとも未知なるものの一つで、脳がどうやって体と行動をコントロールしているのかは、まだ分かっていないことがたくさんあります。そこで、小さくて単純な無脊椎動物の脳、キイロショウジョウバエの幼虫の脳に着目しました。神経細胞が約1万個しかなく、1細胞のレベルで神経回路を解析できる遺伝学のツールがそろっています。「昆虫心理学」とも呼べる研究で、小さな昆虫がその単純な脳で何を考えているのかに迫ります。

勝義直
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勝研究室は、性ホルモンを受け取るタンパク質(受容体)が進化のなかでどう生まれたかを研究しています。軟骨魚類や古代魚、ヤツメウナギ、ナメクジウオなど、動物進化の要所にいる生き物から受容体の遺伝子を取り出して働きを調べます。高等脊椎動物が持つ精密な内分泌のしくみが、いつ、どのように成り立ってきたのかをたどります。

木村敦
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木村・藤森研究室は、哺乳類のゲノムが持つ働き、とくに遺伝子の発現調節のしくみを研究しています。マウスの精巣・卵巣・胎盤を材料に、精子や卵ができるときに遺伝子がどう活性化するのかを調べます。鍵になるのは、タンパク質にならずに働く長鎖非コードRNAと、一人二役をこなすDNA配列です。必要に応じてトランスジェニックマウスを作り、遺伝子の働きを確かめています。

黒岩麻里
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黒岩・千頭・ヤン研究室は、動物のオスとメスがどのように決まるのかを研究しています。Y染色体を持たない日本固有種のトゲネズミを材料に、性決定のしくみと性染色体の進化を調べています。鳥類ではニワトリやニホンウズラを使い、性が決まるしくみの分子的な基盤を明らかにしようとしています。昆虫の性決定がたどった歴史や、霊長類のゲノムから多様性を読み解く研究も進めています。

小谷友也
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小谷研究室は、受精卵から個体ができあがるしくみを、母性因子を手がかりに研究しています。卵母細胞には1万種類を超える因子が蓄えられ、受精とその後の発生はこれらの働きで進みます。ゼブラフィッシュとマウスを材料に、母性因子がいつ、どこで働くのかとその制御を調べています。mRNAを高感度で見る技術を使い、細胞質の中でmRNAがとる構造と、翻訳の切りかえを追っています。

荻原克益
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荻原グループは、卵巣がどのように働くのかを、生殖に関わるタンパク質から研究しています。メダカとマウスを自分たちで飼育し、卵が卵巣から放たれる排卵のしくみを分子のレベルで調べます。排卵のあとにできた傷が治る過程や、多くの濾胞から育つものが選ばれるしくみも対象です。生殖生物学には未解明の問いが多く残り、生殖医療などの応用を支える土台になる分野です。

水島秀成
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水島研究室は、鳥類の受精のしくみと、受精のしくみを利用した鳥類の遺伝子工学技術を研究しています。鳥類の受精では、一つの卵に数十個の精子が入り込む多精受精が起こります。研究室では、胚の発生が始まるには複数の精子による刺激が必要なことを突き止めてきました。現在はウズラを使い、分子生物学の方法で、受精が生殖細胞の誕生にどう関わるのかを調べています。

越川滋行
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越川研究室は、生きものの野外での暮らしから、発生のしくみの進化までをつなぐ研究をしています。Eco-Evo-Devo(生態・進化・発生)をキーワードに、おもに昆虫を材料にしています。ミズタマショウジョウバエの翅や体の模様がどう作られ、どんな役割を持つのかを調べています。地下の浅い層で暮らし、視覚を失っているとされるメクラチビゴミムシの適応も研究しています。
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