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100研究室・先輩の声 10件

岩田 想
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分子細胞情報学(岩田研究室)は、病気に関わり、多くの薬の標的となっている膜タンパク質の立体構造を研究しています。体の働きや病気の起こり方は、細かく見ると、分子の「かたち」や分子どうしの相互作用で成り立っています。主にX線結晶構造解析で構造を明らかにし、その構造をもとに、計算機を使った新しい薬の設計や分子の動きのシミュレーションにも取り組んでいます。英国の放射光施設や日本のX線自由電子レーザー施設SACLAと連携して研究を進めていて、国際的に活躍したい研究員・大学院生の参加を歓迎しています。

藤田 恭之
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分子腫瘍学は、がんのごく初めの段階で、正常な上皮細胞と変異をもった細胞のあいだで何が起こるのかを研究しています。独自に確立した培養細胞やマウスを使い、正常細胞と変異細胞が生き残りを争う「細胞競合」が起こり、変異細胞が上皮の層から取り除かれることを見つけました。正常な上皮組織が、免疫を介さずに変異細胞を追い出す力をもつことを示すもので、がんの予防的な治療法の開発につながる可能性があります。

篠原 隆司
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分子遺伝学(篠原研究室)は、精子のもとになる精子幹細胞に注目し、個体が遺伝情報を次の世代に伝える細胞と分子のしくみを研究しています。精子幹細胞は、生殖細胞の中でただひとつ、自分と同じ細胞を増やし続ける力(自己複製能)をもつ細胞です。精子幹細胞を試験管の中で長く増やせる培養法を確立し、この細胞をGS細胞と名づけました。得られた知識を、遺伝子改変の技術や医療に応用することをめざしています。

花川 隆
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脳統合イメージングは、MRIなど体を傷つけずに脳を測る方法で、脳の情報のネットワークのしくみと、精神・神経の病気での異常を調べています。脳を外から測ってわかることと、これまでの神経解剖学・神経病理学の知識のあいだには、まだ埋めるべき隔たりがあります。脳の構造と働きを、細胞のレベルから脳全体のレベルまで、切れ目なくとらえる技術の開発をめざしています。脳の活動に働きかける神経工学の技術も開発し、精神・神経の病気を克服するための知識をつなげていきます。

林 康紀
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システム神経薬理学(林研究室)は、記憶が脳の中に保たれるしくみを研究しています。とくに、新しい記憶をつくるのに必要な海馬という部分に注目しています。海馬では、短い刺激でシナプスの伝わり方が長く強まる「長期増強(LTP)」が起こり、これが記憶の細胞レベルのモデルと考えられています。分子生物学、電気生理学、動物の行動実験、イメージングなどを組み合わせて、LTPの分子のしくみを解き明かそうとしています。

吉見 一人
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実験動物学(吉見研究室)は、ヒトの生命現象をどこまで動物で再現できるかという問いを軸に、ヒトをまねた動物モデルを使って研究しています。CRISPR-Casなどのゲノム編集技術をもとに、動物のゲノムにヒトの遺伝子の領域を入れた「ゲノムヒト化モデル」や、大きな範囲のゲノムを書き換える技術を開発しています。2026年4月に、医学研究科附属動物実験施設に立ち上がった新しい研究室です。大学院の医学専攻・医科学専攻から学生を受け入れていて、見学や相談も随時受け付けています。

竹林 浩秀
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脳機能形態学は、神経系の発生・発達や、可塑性、加齢による変化を、グリア細胞に注目して研究しています。神経が変性する病気や、自分の意思と関係なく体が動く不随意運動を示す病気について、起こるしくみの解明と新しい治療法の開発もめざしています。医学部の人体の系統解剖学の教育を担当し、京都大学クリニカル・アナトミー・ラボでの臨床解剖も支えています。2024年4月に竹林教授が着任して始まった新しい分野で、総合解剖センターの中にある唯一の研究室です。

川口 喬久
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疾患ゲノム疫学・ゲノム情報科学は、ゲノム、プロテオーム、メタボロームの解析技術を使って、多くの要因が関わる病気を多層的に研究しています。患者さんの臨床情報と結びつけたデータベースをつくり、一人ひとりに合った予測や診断、治療や予防をめざしています。日本で初めての地域住民を対象にした大規模なゲノムコホート「ながはまプロジェクト」を進めています。医学研究科附属ゲノム医学センターの分野で、カナダのマギル大学との国際連携博士課程や、パスツール研究所との連携にも取り組んでいます。

片岡仁美
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医学教育学は、医学生や指導者を含む医療者が、どのような方法でどのように学びを深めていくのかを探る研究室です。学ぶ人の内面だけでなく、周りとの関係や学ぶ環境も学びに影響するため、大学や医療の現場での日々そのものが研究の対象になります。とくに、学ぶ人を中心にした学び、患者を中心にした医療の中での学び、そしてダイバーシティとインクルージョンに力を入れています。

THUMKEO Dean
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免疫薬理学は、免疫細胞がどのように働くのかを解き明かし、その力を新しい治療に生かすことをめざしています。当面の目標は、免疫の力を使ってがんを治療することで、その先には免疫細胞を操作して組織の再生や脳の変性疾患の治療を実現したいと考えています。実験(wet)と大規模なデータの解析(dry)を切れ目なく組み合わせていて、さまざまな背景をもつメンバーが集まっています。国際的な雰囲気の研究環境づくりに力を入れています。
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