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67研究室・先輩の声 6件

渡邊 直樹
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神経・細胞薬理学(渡邊研究室)は、細胞の中で分子が働く姿を、1分子ずつ直接見ることで研究しています。細胞は、まわりの環境を感じとって細胞骨格をすばやく組み替え、増える・形を変える・移動するといった働きをしています。細胞の奥にある蛍光分子を1分子ずつ見られることを示し、細胞の中の信号や薬の作用が、分子のレベルでどうつながるのかを調べてきました。細胞の中で分子の動きを観る手法は、今世紀に入って始まった新しい方法で、その力を伸ばす人材の育成にも力を入れています。

小川 誠司
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腫瘍生物学(病理学第二講座)は、がんをはじめとする病気のしくみを、遺伝子の面から研究しています。病気は、生まれ持った遺伝子と環境とのやりとりの中で起こるため、その遺伝的な土台と分子のしくみを知ることが大切だと考えています。次世代シークエンサーを使った大規模な遺伝子解析や、病気のモデルマウスを使った機能の解析を行っています。がんの臨床の経験は問わず、ゲノム解析や情報解析、分子生物学に興味のある大学院生を募集しています。

村川 泰裕
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病態生物医学は、ヒトの設計図であるゲノムの情報から、新しい病気の考え方や医療を生み出すことをめざしています。最先端の計測技術や情報学、古典的な生化学を組み合わせて独自のゲノム解析技術をつくり、病気のしくみを遺伝子・分子・細胞のレベルで調べています。病院や研究機関と連携して大規模なデータの基盤をつくり、そこから新しく見つかる遺伝子に注目して研究を進めています。

中川 一路
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微生物感染症学は、病原性をもつ細菌が感染症を起こすしくみを研究しています。細菌のゲノムの情報を調べて、病原性を身につけた道すじと進化をたどり、細菌が宿主の細胞の中でどうふるまうかを分子のレベルで解析します。細菌と宿主の両方の情報と実験を組み合わせる「ハイブリッドアプローチ」が特徴で、細菌感染症の新しい予防法や治療法の確立をめざしています。大学院生には、バイオインフォマティクスから細胞生物学まで、さまざまな手法を使う研究の中で研究者としての基礎が身につくよう指導しています。

上野 英樹
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免疫細胞生物学(上野研究室)は、ヒトの免疫を専門に研究しています。マウスで得た知見がヒトにそのまま当てはまらないことが分かってきたため、健康な人や患者さんから得られる検体を使い、ヒトの免疫が働くしくみと、病気で乱れるしくみを調べます。1細胞ごとの解析など最先端の手法を使い、病気の理解や目印となる物質の発見、新しい治療法の開発をめざしています。感染症、ワクチン、がん免疫、自己免疫疾患、アレルギーを対象とし、臓器では特に肝臓に注目しています。

西谷 陽子
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法医学は、亡くなった方の死因を明らかにする死因究明と、防げる死を減らすための研究をしています。1899年に創設された講座で、京都府内の異状死の解剖を担い、法医の実務と研究の両方を学べます。中毒や外傷、日々の生活習慣といった外からの要因が、どのように臓器を傷つけるのかに注目して研究しています。医学科の出身でない人も、修士課程・博士課程に進むことができます。

岩田 想
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分子細胞情報学(岩田研究室)は、病気に関わり、多くの薬の標的となっている膜タンパク質の立体構造を研究しています。体の働きや病気の起こり方は、細かく見ると、分子の「かたち」や分子どうしの相互作用で成り立っています。主にX線結晶構造解析で構造を明らかにし、その構造をもとに、計算機を使った新しい薬の設計や分子の動きのシミュレーションにも取り組んでいます。英国の放射光施設や日本のX線自由電子レーザー施設SACLAと連携して研究を進めていて、国際的に活躍したい研究員・大学院生の参加を歓迎しています。

藤田 恭之
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分子腫瘍学は、がんのごく初めの段階で、正常な上皮細胞と変異をもった細胞のあいだで何が起こるのかを研究しています。独自に確立した培養細胞やマウスを使い、正常細胞と変異細胞が生き残りを争う「細胞競合」が起こり、変異細胞が上皮の層から取り除かれることを見つけました。正常な上皮組織が、免疫を介さずに変異細胞を追い出す力をもつことを示すもので、がんの予防的な治療法の開発につながる可能性があります。

篠原 隆司
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分子遺伝学(篠原研究室)は、精子のもとになる精子幹細胞に注目し、個体が遺伝情報を次の世代に伝える細胞と分子のしくみを研究しています。精子幹細胞は、生殖細胞の中でただひとつ、自分と同じ細胞を増やし続ける力(自己複製能)をもつ細胞です。精子幹細胞を試験管の中で長く増やせる培養法を確立し、この細胞をGS細胞と名づけました。得られた知識を、遺伝子改変の技術や医療に応用することをめざしています。

花川 隆
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脳統合イメージングは、MRIなど体を傷つけずに脳を測る方法で、脳の情報のネットワークのしくみと、精神・神経の病気での異常を調べています。脳を外から測ってわかることと、これまでの神経解剖学・神経病理学の知識のあいだには、まだ埋めるべき隔たりがあります。脳の構造と働きを、細胞のレベルから脳全体のレベルまで、切れ目なくとらえる技術の開発をめざしています。脳の活動に働きかける神経工学の技術も開発し、精神・神経の病気を克服するための知識をつなげていきます。
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