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74研究室・先輩の声 17件

石井 佳誉
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石井研究室は、固体NMR分光法を使って、原子のレベルの分子構造から生命現象のしくみを研究しています。とくに力を入れているのが、アルツハイマー病の主な原因とされるアミロイドβタンパク質の構造の解明です。測定の感度と分解能を高める新しい固体NMRの手法も、自分たちで開発しています。理化学研究所や海外の研究室との共同研究も進めていて、物理化学やコンピューター科学に興味のある人も力を発揮できます。

加藤 明
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加藤研究室は、魚類を中心とする多様な動物が、環境の変化にどう適応して体内の恒常性を保っているのかを研究しています。鍵をにぎるのは、腎臓や消化管、エラにある上皮の輸送システムです。上皮細胞は水やイオン、栄養分の出入りを細かく調節していて、その基本のしくみは魚からヒトまで広く共通しています。ゲノムの情報や遺伝子の発現データから仮説を立て、分子細胞生物学や電気生理学などの手法で確かめています。

廣田 順二
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廣田研究室は、匂いを感じ取る嗅覚を中心に、化学感覚の神経系のしくみを研究しています。遺伝子工学や発生工学に、細胞を光らせて見るイメージングを組み合わせた、マウスの遺伝学的な手法を使います。あわせて、長いDNAを扱うための枯草菌ゲノム(BGM)ベクターという、新しいゲノム工学の技術も開発しています。遺伝子の働きや神経の回路を実際に目で見ることで、嗅覚の謎に迫っています。

岩井 伯隆
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和地研究室は、細菌の細胞を対象に「生命とはなにか」という問いに取り組んでいます。生命のいちばん本質的な性質は、自分を複製して増えていくことだと考えているからです。大腸菌がなぜいつも細胞の中央で分裂するのか、細菌の細胞周期がどう進むのかを調べています。新しい抗生物質を探したり、細菌にうまみ調味料の成分をつくらせるしくみを調べたりもしています。

鈴木 崇之
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鈴木崇之研究室は、私たちの知覚や記憶、思考のもとになる神経回路が、どのようにつくられるのかを研究しています。材料に使うのは、ショウジョウバエの視神経系です。神経の軸索が相手を見分けてシナプスをつくるしくみや、経験に応じてシナプスが変わるしくみを調べています。遺伝子工学や細胞工学、生化学、光を使った観察の手法を組み合わせて迫ります。

立花 和則
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立花研究室は、エダアシクラゲという小さなクラゲを使って、動物の基本的なしくみを研究しています。光による産卵の制御、卵をつくるリズム、睡眠、寿命、自己と非自己の認識、性の決まり方などが対象です。普段やっていることはクラゲを飼うことが基本で、そのうえで遺伝子の配列を解析したり、顕微鏡で組織を観察したりします。行動の記録を解析するプログラムも、小さなコンピュータとPythonで自分たちで作っています。

木村 宏
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木村研究室は、同じ遺伝情報をもつ細胞が、なぜ違う形やはたらきをもつのかを研究しています。鍵になるのは、DNAが巻きつくヒストンというタンパク質が受ける、化学的な修飾です。この修飾で遺伝子のはたらきが変わり、細胞分裂を経ても受け継がれることをエピジェネティクスと呼びます。生きた細胞や生体の中でヒストン修飾や転写の動きを見る方法を開発し、その意味と制御のしくみを調べています。

本郷 裕一
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本郷研究室は、環境の中にいる、培養が難しい微生物の集まりの生理と生態を研究しています。地球上の微生物のうち99%以上は、育て方が分かっていないと言われています。シロアリの腸の中で木を分解する原生生物と、そこに共生する細菌やアーキアの関係を調べています。氷河や雪の中にすむ微生物の群集も対象で、メタゲノミクスや1細胞ゲノミクスといった手法を使います。

平沢 敬
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平沢研究室は、微生物を宿主にして役に立つ物質をつくらせる、代謝工学の研究に取り組んでいます。微生物の細胞は増えるのが速く、代謝の働きも高いので、ものづくりの宿主として優れています。化学的につくられてきた物質を微生物につくらせることは、循環型社会をつくる一助になると期待されています。大腸菌やコリネ型細菌、出芽酵母を対象に、菌の育種から生産プロセスの技術開発まで手がけています。

田中 幹子
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田中幹子研究室は、体の形がどうやって進化してきたのかという問いに、発生のしくみから迫っています。動物の形が変わるときには発生プログラムの変化をともなうため、系統の要になる動物種の発生を解析しています。なかでもモデルにしているのは「手足」で、手と足は古代魚の胸鰭と腹鰭から進化したものです。ニワトリやゼブラフィッシュ、メダカに加えて、トラザメやエミュー、スッポンなど多くの動物を使っています。
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