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31研究室・先輩の声 0件

審良 静男
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自然免疫学研究室は、病原体の侵入にもっとも早く働き、炎症や獲得免疫の成立にも関わる自然免疫を研究しています。Toll-like receptor(TLR)などのパターン認識受容体が、病原体を特異的に認識して排除する仕組みを、世界に先駆けて解明してきました。現在は、mRNAの安定性による免疫の制御に注目し、免疫代謝やさまざまな免疫疾患の原因を明らかにして、新たな治療法の確立を目指しています。研究室のサイトでは、免疫学フロンティア研究センターの自然免疫学と、微生物病研究所の自然免疫学分野として紹介されています。

荒瀬 尚
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免疫化学研究室は、感染症から体を守るために進化してきた免疫の仕組みが、なぜ自己免疫疾患のような異常を引き起こすのかを研究しています。免疫細胞の働きを制御する分子に注目し、それらが生体分子や病原体とどう相互作用して免疫応答を調節しているかを調べています。遺伝子改変マウス、シングルセル解析、RNAseq、受容体とリガンドの相互作用の解析などの手法を使っています。ネオセルフという新しい形の自己抗原が、自己免疫疾患の発症に重要であることが明らかになってきました。

岸本 忠三
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免疫学フロンティア研究センター 免疫グループの免疫機能統御学は、自己免疫疾患が起こる仕組みと、それに関わるサイトカインのシグナル経路を研究しています。インターロイキン6(IL-6)の発見とその受容体のシグナル伝達経路の解明によって、サイトカインが免疫細胞の調節に重要な役割を持つことが明らかになりました。サイトカインの調節が乱れると免疫細胞が不適切に活性化し、関節リウマチや全身性エリテマトーデスのような自己免疫疾患の発症につながることがあります。自己免疫疾患とサイトカインのシグナル経路の理解を進め、最終的に医療の向上につなげることを目指しています。

竹田 潔
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粘膜免疫学研究室は、クローン病や潰瘍性大腸炎に代表される炎症性腸疾患を標的に、腸の免疫の仕組みを研究しています。炎症性腸疾患は、免疫系の異常に腸内環境の異常が重なって発症すると考えられています。そこで、免疫系、腸内環境因子、そして両者を分け隔てる上皮層の機能を解析しています。研究室のサイトでは「免疫制御学」の名前で紹介されています。

坂口 志文
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実験免疫学研究室は、免疫が自分自身の組織には反応しない仕組みを、制御性T細胞を中心に研究しています。この仕組みが壊れると、関節リウマチなどの自己免疫病が起こります。研究室は、自己と反応するリンパ球の働きを抑える内在性制御性T細胞を発見し、その異常が自己免疫病の原因になることを実験で示してきました。関節リウマチによく似た病気を自然に発症するSKGマウスを使い、遺伝子の異常が自己免疫病につながる過程の解明を目指しています。

Cevayir Coban
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マラリア免疫学分野は、マラリア原虫の感染に対する免疫反応を研究しています。マラリア原虫は、哺乳類とハマダラカの両方を宿主とし、宿主の免疫システムを回避するための多様な戦略を進化させてきました。マウスのマラリアモデルや、さまざまな遺伝子を欠いた遺伝子改変マウスを使い、イメージングや免疫学的な手法で、寄生虫と宿主の相互作用や病状を調べています。2010年に大阪大学免疫学フロンティア研究センターで設立され、2019年に東京大学医科学研究所へ活動の拠点を移して、研究と教育を続けています。

山本 雅裕
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免疫寄生虫学研究室は、病原性の原虫やがんと、体を守る免疫との攻防のしくみを研究しています。寄生虫の側と宿主の側の両方の視点から、感染が成り立つしくみと免疫のはたらきを調べることを大切にしています。原虫に対する免疫とがんに対する免疫は驚くほどよく似ている、という考えから、感染免疫とがん免疫の両方に取り組んでいます。研究室のサイトでは、微生物病研究所 感染病態分野の「山本研究室」として紹介されています。

長田 重一
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免疫・生化学研究室は、アポトーシスと呼ばれる細胞死と、死んだ細胞が食細胞に処理される仕組みを研究しています。アポトーシスを起こした細胞は、内容物を含んだまま食細胞にとりこまれて処理されるため、「クリーンな細胞死」ともいわれます。研究室では、死細胞の処理に働くタンパク質や酵素を、ノックアウトマウスも使って調べてきました。研究室のサイトでは「長田重一研究室」の名前で紹介されています。

山下 俊英
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分子神経科学研究室は、脳や脊髄などの中枢神経が傷ついたあとの後遺障害を克服するため、基礎研究と開発研究を行っています。脳や脊髄では神経細胞が互いにネットワークを作って働いており、これが損傷されると回復することは極めてまれです。失われたネットワークを修復できれば中枢神経障害を治療できると考え、新たな神経再生治療法の確立を目指しています。あわせて、神経回路の修復過程におけるダイナミクスという課題にも、統合的なアプローチで迫ろうとしています。なお、ここで紹介した研究室の考え方は、教授ご挨拶ページ(2018年ごろの記載)によるものです。

山崎 晶
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微生物病研究所 分子免疫制御分野の山崎研究室は、からだを守る免疫システムのうち、外敵の侵入やからだの異変を速やかに察知する免疫受容体(レセプター)の働きを研究しています。病原体や傷ついた自己の成分を認識するレクチン受容体の仲間を見いだし、免疫を効率よく高める方法や、免疫が過剰に反応して起こる病気の治療につなげることを目指しています。ほかに、T細胞が胸腺で育つときの選別の仕組みや、新型コロナウイルスに対するT細胞の応答も調べています。大学院生は、医学系研究科と生命機能研究科から受け入れています。
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