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32研究室・先輩の声 1件

永岡 賢一
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複雑性科学実験研究室(ΣE研)は、磁場閉じ込めプラズマの物理現象を、実験から解き明かす研究室です。プラズマは、個々の粒子の運動方程式が分かっていながら、宇宙で観測されるような多様な構造を形成する「複雑性の宝庫」だとされ、その複雑さを手の届く実験室の中で実現して調べています。研究室は核融合科学研究所(岐阜県土岐市)を拠点に、大型の核融合実験装置や独自に開発した実験装置を使っています。永岡教授は名古屋大学大学院理学研究科を兼任していて、普段は核融合科学研究所にいます。
小林 義明
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固体磁気共鳴研究室は、核磁気共鳴(NMR)を主な測定手段として、固体の中の電子が示す量子物性現象を調べる実験的研究に取り組んでいます。対象は強相関電子系と呼ばれる電子系で、超伝導や量子液体、金属と絶縁体の間の転移など、さまざまな現象が現れます。超高圧の技術と超高速のパルスフーリエ変換の技術を組み合わせ、難しい遷移金属の原子核のNMRにも取り組んでいます。松下琢講師は、2022〜2024年度に、ナノサイズの細孔に閉じ込めたヘリウム3の量子流体を核磁気共鳴で調べる研究をしました。

谷山 智康
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ナノ磁性・スピン物性研究室は、薄膜やナノ粒子のように小さな領域に電子を閉じ込めたときに現れる、特異な磁性やスピン物性を研究しています。電子は電荷に加えてスピン角運動量を持ち、その間の相互作用が磁性と呼ばれる多彩な現象を生みます。表面や界面を人工的につくって電子の環境を制御し、ナノスケールで現れる現象の起源を探っています。この研究領域は広くスピントロニクスと呼ばれ、物性物理学と工学の両面から進んでいます。研究室のサイトでは「J 研」の名前でも紹介されています。

下志万 貴博
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光物性物理研究室(O研)は、2024年度に始まった新しい研究室で、固体の中の電子のふるまいを研究しています。レーザーの特性を活かした最先端の計測装置を自分たちで開発し、さまざまな物質の性質の解明や機能の開拓を目指しています。光電子分光法で、強相関物質や高温超伝導体などの複雑な現象のしくみを電子状態の観点から調べ、超高速時間分解電子顕微鏡で固体の光への応答も調べます。物質合成や理論計算の研究室と協力しながら、計測に重心を置いて研究を進めています。

内橋 貴之
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D研は、高速原子間力顕微鏡(高速AFM)を使い、タンパク質などの分子が液体の中で動く様子をナノスケールで観察しています。装置と解析ソフトウェアの開発を中心に、タンパク質が働く仕組みの解明から、合成超分子や高分子フィルムの研究まで一貫して取り組んでいます。2025年からは、人工分子とタンパク質を融合した「サイボーグ分子」をつくる新しい研究も始めました。国際色豊かなチームで、装置開発・実験・解析・理論を組み合わせて研究を進めています。

野口 巧
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G研は、植物や藻類が営む光合成のしくみを研究しています。光合成は、太陽の光のエネルギーを高い効率で生命活動のエネルギーに変える、自然が創った精巧なシステムです。さまざまな物理化学的な手法を使って、光合成のエネルギー変換を原子・分子のレベルで解明することを目指しています。研究室訪問・見学は随時歓迎しています。

槇 亙介
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細胞情報生物物理研究室(K研)は、生命現象に見られる情報変換・情報伝達の機構や過程を、分子と細胞を対象に研究しています。分子レベルでは、蛋白質のフォールディング機構と、生物時計の概日リズム発振機構に取り組んでいます。細胞レベルでは、シナプス前神経末端の情報伝達機構とその可塑性のメカニズムを調べています。生物時計の研究では、蛋白質がもつ物理学的な側面に着目して、生命現象のしくみを捉えることを目標にしています。

松井 仁志
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大気圏環境変動研究室は、大気中の微粒子(エアロゾル・雲粒・降水粒子)や微量気体成分を対象に、地球の気候や大気環境の変化を研究しています。対流圏から中間圏に至る大気の物理・化学を基盤に、地球表層環境や宇宙環境とのつながりも視野に入れています。数値シミュレーションや観測を通して、気候および大気環境変動のメカニズム解明と、将来予測の高度化に取り組んでいます。名古屋大学 宇宙地球環境研究所 気象大気研究部の研究室です。

平原 聖文
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電磁気圏研究部は、太陽風のエネルギーが磁気圏や電離圏へどう運ばれるか、磁気圏・電離圏・熱圏がどう影響し合うかを調べています。地球に届いた太陽風の粒子とエネルギーの一部は磁気圏に捕えられ、上層大気の電離圏で熱として吸収されたり、再び宇宙空間に流れ出したりします。オーロラは、磁気圏に蓄えられた太陽風のエネルギーが電磁気圏に及ぼす影響の代表的な現象といえます。北欧の大型レーダーによる観測、地上の観測ネットワーク、探査機に載せる観測機器の開発を、三つのグループで進めています。

堀田 英之
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太陽宇宙環境物理学(SST)研究室は、太陽と地球から成る「太陽宇宙環境」を一つのシステムとして捉え、その構造と変動を研究しています。研究テーマは、太陽フレアや黒点などの太陽活動から、オーロラや磁気嵐などの地球電磁気現象まで多岐にわたります。地上や衛星の観測による膨大なデータの解析と、最先端のコンピューター・シミュレーションを統合した総合解析研究を、国内外の研究者と協力して進めています。太陽宇宙環境の変動を科学的に理解して予測する、宇宙天気予報の高度化に向けた研究にも、関連機関と協力して取り組んでいます。
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