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57研究室・先輩の声 5件

尾瀬農之
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構造生物化学研究室は、生命現象を化学反応の集まりと捉え、蛋白質が担う反応と相互作用を研究しています。生体高分子の立体構造を見たり、分子どうしの相互作用や酵素による物質変換の過程を追ったりする、構造生物学が土台です。扱っている現象は、免疫系とウイルスの攻防、がん化とシグナル伝達経路、特異な酵素反応、水素の位置が鍵になる現象などです。X線結晶学・中性子結晶学・電子顕微鏡・NMRを組み合わせ、蛋白質が担う反応と、細胞のなかの生命現象を結びつけることを目指しています。

相沢智康
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蛋白質科学研究室は、タンパク質が立体構造をつくって働くしくみを研究しています。ゲノムから設計図は分かっても、そこから正しい形ができて機能を発揮する道すじには未知の点が多く残っています。遺伝子工学による大量生産の技術と、分子の構造や動きを調べられるNMR法を使い、微生物から昆虫、人まで、さまざまな生物のタンパク質を扱います。立体構造や機能を自由に操ることを目標に、広い分野の研究者と組んで医薬や産業への応用も進めています。

野々山貴行
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融合ソフトマター研究室は、ゼリーやゴムのような「やわらかい物質=ソフトマター」を研究しています。ソフトマターは固体と液体の両方の性質をあわせ持ち、刺激や環境の変化に敏感に応答します。生体となじみやすいソフトマターは、人工組織や再生医療、柔軟なセンサなど、医療・ヘルスケアの材料として注目されています。材料の設計には天然由来の高分子や生体無機物も使い、北海道の陸と海の資源を生かした素材づくりにも取り組んでいます。

黒川孝幸
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転成ソフトマター研究室は、機能を持った高分子ハイドロゲルを創り出す研究をしています。つくったゲルの機能がなぜ生まれるのかを調べ、その知見を次のゲルの設計に生かす、という流れを繰り返します。その途中で、バイオマテリアルにつながる技術や、新しい物性の測り方が生まれています。強靭なダブルネットワークゲルの摩擦や疲労の理解、治療に使うゲルの創製など、基礎から応用までゲルを通して学べます。

中岡慎治
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数理生物学研究室は、生物学に数理科学の手法やデータ解析を持ち込んで、生命現象を理解する研究をしています。実験や観察のデータを見るだけでは分からないことを、数理モデルやシミュレーションで確かめます。腸内や土壌の微生物叢の生態系、医療データの解析、網羅的な遺伝子配列データを扱うバイオインフォマティクスなど、テーマは幅広くあります。数学・情報学・分子生物学が主に関わりますが、配属のときにそれまで学んできた分野は問いません。

比能洋
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先端生体制御科学研究室は、糖と糖鎖の化学を通じて、生命のしくみと新しい薬を研究しています。糖鎖は細胞の外側にさまざまなパターンを示し、血液型や血清型のように、その生き物の特徴を表す目印になります。独自の合成技術と分析技術を土台に、糖鎖の形の特徴を素早くとらえる「グリコタイピング」の技術を開発しています。生まれた技術を物質科学や生命科学の分野で活用し、新しい世代の医薬品の開発にもつなげることを目指しています。

門出健次
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化学生物学研究室は、核酸・タンパク質・糖鎖・脂質といった生体分子を、原子のレベルから理解する研究をしています。とくに分子の右手型・左手型の違い(キラリティー)に注目し、新しい分析法の開発を進めています。赤外円二色性(VCD)などの方法を糖鎖や脂質に応用し、構造と生物としての働きの関係を調べます。肥満、アルツハイマー病、アトピー性皮膚炎、がんなど、脂質に関わる病気を対象とした酵素阻害剤の開発にも取り組んでいます。

安達広明
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植物免疫研究室は、植物が病原微生物をどう見分け、どう身を守るのかを研究しています。植物はNLR型免疫受容体というセンサーを持ち、病原体の侵入を感じ取って免疫を立ち上げます。ゲノム解析、AI、タンパク質の構造解析を組み合わせ、ゲノムの情報から受容体の働きを予測して確かめます。一方で病原体の側も植物の組織を作り変えて住みつきます。その戦略も顕微鏡で見える形にしています。

上原亮太
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細胞装置学研究室は、細胞分裂と、細胞が持つゲノムの数(倍数性)の変化を研究しています。正確な細胞分裂は生命の維持と継承に欠かせませんが、細胞が中身を等分して自らを二つに分けるしくみは、まだ明らかではありません。分裂の制御が乱れると染色体の数が変わり、細胞の性質が大きく変わって、がんなどの重い病気の原因にもなります。細胞を調べたり操ったりする技術を組み合わせ、分裂を支える「細胞装置」の造りと働きかたを分子のレベルで解き明かします。

菊川峰志
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光生物学研究室は、光を受けて働くタンパク質の仕組みを研究しています。主な研究対象は、微生物がもつ「ロドプシン」という光受容タンパク質です。光を当てたあとに形が段階的に変わっていく様子を、分光法や電気化学測定法で追いかけます。そこで分かった仕組みをもとに、タンパク質へ新しい機能を持たせることも目指しています。
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