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13研究室・先輩の声 3件

野村 昂亮
先輩の声 1件
原子核理論研究室は、量子多体系としての原子核の構造と反応を理論的に研究しています。原子核は数個から数百個の核子(陽子と中性子)が核力でまとまったもので、多体系ならではの豊かな現象を見せます。近年は加速器実験で、自然には安定に存在しない短い寿命の原子核(不安定核)が人工的に作られ、研究の対象が大きく広がりました。原子核の理解は、物質の起源や初期宇宙での重元素の合成、基本的な対称性の検証など、基礎物理の問題を解く鍵にもなります。

松王政浩
先輩の声 1件
科学基礎論研究室は、「科学的知識とは何か」「科学的知識をどう得られるか」を問う科学哲学を研究しています。伝統的には物理哲学の研究が中心でしたが、今はより広い視点で科学哲学を研究できる体制づくりを進めています。研究の成果を哲学の中だけに留めず、健康や環境のリスクのような実践的な問題と結びつけて論じることを目指しています。学部の卒業研究生は受け入れておらず、大学院の理学院 自然史科学専攻 科学コミュニケーション講座で学ぶ研究室です。

川本思心
先輩の声 1件
科学技術コミュニケーション研究室は、科学と社会の関係を明らかにし、その改善を目指す研究をしています。偏在している専門知を、誰が、どのように、誰に開き、誰とともに新しい知をつくっていくのか。この問いを実践と強く結びつけて考えます。フィールドでの研究を軸に、必要に応じて大規模な質問紙調査なども使い、社会現象としての科学技術を俯瞰的・歴史的な視点から明らかにしようとしています。大学院から所属する研究室で、学部の卒業研究生は受け入れていません。

小林達夫
先輩の声 0件
素粒子・宇宙論研究室は、物質を構成する最小の単位、その間にはたらく基本的な力、そして時間と空間の性質を理論から研究しています。これらの問いは独立ではなく、複雑に絡み合っています。こうした自然界の根源にある謎を解き明かすのが、素粒子理論の目的です。研究の幅は、加速器実験などで見えている現象を理解するものから、実験の届かない超高エネルギーの世界を理論の整合性から探るものまで広がります。最も基本的な原理や理論は何かという素朴な疑問を、とことん突きつめたい人に向いた研究室です。

岡本崇
先輩の声 0件
理論宇宙物理学研究室は、星・ブラックホールから銀河・銀河団まで、宇宙のさまざまな階層の構造がどう生まれ、どう進化したかを研究しています。ビッグバン直後から現在までの各時代を対象に、数値シミュレーションと、それに基づく準解析モデルを使います。計算には理研の「富岳」や国立天文台の「Aterui II」といったスパコンを使い、流体力学や重力に加えて輻射・磁場・化学反応なども組み込みます。シミュレーションの結果は、観測研究とも照らし合わせながら、実際の宇宙の進化を理論の側から明らかにすることにつなげています。

速水賢
先輩の声 0件
統計物理学研究室は、固体の中の電子が示す磁性や誘電性などの性質を、理論と数値計算で研究しています。電子どうしが強く反発しあう強相関電子系では、電荷だけでなくスピンや軌道も絡み合い、ふつうの金属にはない性質が生まれます。第一原理計算や機械学習も使い、実在する物質の理解と、新しい機能をもつ物質の探索を進めています。奥田グループでは、スピングラスや結合振動子、複雑ネットワーク上の相転移も研究しています。

山本昌司
先輩の声 0件
数理物理学研究室は、粒子の動きが限られた低次元の物質に現れる、新しい量子協力現象を理論で研究しています。電子の電荷とスピンが別々に振る舞う現象や、小さな分子磁石で起こる磁化の量子トンネリングなどが対象です。スピン波理論などの解析計算と、量子モンテカルロ法などの大規模な数値計算の両面から取り組んでいます。最近はトポロジーや2次元準結晶もキーワードとし、実験グループと連携した研究も進めています。

網塚浩
先輩の声 0件
Jマテリアル強相関物性研究室は、固体の中の電子が示す超伝導や磁性などの性質を、実験で研究しています。スピン軌道相互作用と結晶の対称性の破れがもたらす新しい機能と、それをもつ物質を「Jマテリアル」と名づけて開発しています。極低温・強磁場・超高圧のもとで熱・磁気・電気・超音波の性質を測り、中性子散乱やX線などの微視的な実験も組み合わせます。X線回折とレーザー分光で秩序と揺らぎを調べる研究や、光で励起された状態に現れる現象の研究も行っています。

吉田紘行
先輩の声 0件
固体電子物性研究室は、新しい物質をつくり出し、その性質を精密に調べて、新しい量子現象を探る研究室です。銅酸化物高温超伝導体の発見のように、新しい物質の開発は物性物理学の発展に大きな役割を果たしてきました。独創的な新物質の探索と先端計測による物性評価を通して、理論で予想された量子相を実験で確かめることを目指しています。

河本充司
先輩の声 0件
低次元マテリアル物性研究室は、電子の動きが1次元や2次元に制限された物質に現れる、新しい量子現象を実験で研究しています。NMR(核磁気共鳴)を主な手法に、分子性導体や強相関電子系のさまざまな秩序状態を調べています。低温・高磁場・高圧での電気や磁化の測定、低温トンネル顕微鏡も使い、超伝導や電荷・スピン密度波を調べます。微細加工でつくった小さな試料でトポロジカルな量子現象も調べ、研究に使う有機化合物を研究室内で合成することもできます。
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