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22研究室・先輩の声 2件

岩崎 未央
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細胞の構造や機能を直接担うのは主にタンパク質ですが、細胞の状態はこれまで主にRNAの量にもとづいて議論されてきました。RNAの量とタンパク質の量は必ずしも比例しないことがわかっています。岩崎研究室は、精度と再現性の高いプロテオーム解析技術を開発し、それをもとに多能性幹細胞でのタンパク質の量の制御と、翻訳・分解の制御の原理を解き明かそうとしています。タンパク質の細胞内の位置や翻訳後修飾、複合体のでき方も、細胞の種類ごとの働きを決めています。同じゲノムをもちながら多様な細胞に分化できるiPS細胞は、分子の量の制御の原理を探る理想的なモデルです。

長船 健二
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慢性腎臓病、糖尿病、肝硬変などの治りにくい腎臓・膵臓・肝臓の病気は、根治の治療である移植のためのドナー臓器が深刻に不足しています。長船研究室は、ヒトiPS細胞から腎臓・膵臓・肝臓を再生し、移植に使える細胞や臓器と、新しい治療薬をつくる研究をしています。発生生物学の知見にもとづいて、iPS細胞からこれら3つの臓器をつくる細胞を効率よく分化させる方法を確立しています。

井上 治久
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超高齢社会の到来とともに、神経難病や認知症の患者さんは増えています。ALSやアルツハイマー病などの神経の難病では、進行を完全に止める根本治療はまだありません。井上研究室は、患者さんのiPS細胞を、病気の解明と治療法の研究から臨床試験へ、臨床試験から病気の解明と治療法の研究へと行き来させて使い、神経の難病の根本治療の確立を目指しています。

金子 新
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金子研究室は、iPS細胞の特性を生かした免疫再生治療の実現に向けた研究をしています。T細胞からつくったiPS細胞には、元のT細胞がもつ受容体の遺伝子の配列が残っています。この特徴を使い、狙った抗原を見分ける若返ったT細胞を大量につくる方法を確立しました。再生医療の実現と、がんや感染症、自己免疫疾患、移植医療などの治療成績の向上に貢献することを目指しています。

齋藤 潤
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齋藤研究室は、希少で治りにくい病気の患者さんの細胞からつくった疾患特異的iPS細胞を使って、病気のしくみの解析と治療法の開発をしています。子どものころに発症する希少な難病は、原因や治療法がわからないものが多く、一生にわたって苦しみが続くこともあります。マウスや培養細胞では十分に調べられない病気には、患者さんのiPS細胞を使うのが有効です。主に免疫の病気(免疫不全症・自己炎症症候群)、血液の病気(造血不全など)、神経筋の病気(脊髄性筋萎縮症)を対象にしています。

後藤 慎平
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呼吸器は気道と肺胞の2つの領域に分かれます。気道は異物や病原体を取り除く粘液線毛クリアランスを、肺胞は酸素と二酸化炭素のガス交換を担っています。後藤研究室は、iPS細胞から気道や肺胞の細胞をつくる技術を開発し、臨床に応用することを目指しています。肺移植はドナー不足が世界的に深刻で、iPS細胞から肺の細胞を必要なだけ得られることを生かして、診断や治療に役立つ技術につなげようとしています。

吉田 善紀
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吉田研究室は、iPS細胞の技術を使って、心臓の再生医療と創薬の研究に取り組んでいます。分子のレベルの基礎研究から、臨床応用を見据えた橋渡し研究まで幅広く進めています。

池谷 真
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iPS細胞を医療に使うには、細胞移植や病気の解明、創薬のいずれでも、安定して簡単に目的の細胞をつくる方法が欠かせません。池谷研究室は、つくるのが難しい細胞や、より簡単で効率のよい方法が求められる細胞の分化誘導法を開発しています。特に、発生の途中の段階の細胞を重視し、生体の環境をまねて段階的に目的の細胞を誘導する方法と、各段階の細胞を幹細胞として保つ培養法を開発しています。これらの技術を使い、難病に対する新しい治療法の開発を目指しています。

櫻井 英俊
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櫻井研究室は、治りにくい筋肉の病気、特に筋ジストロフィーの治療法の確立を目指しています。治療への道は2つあります。iPS細胞からつくった前駆細胞を使う細胞移植治療と、患者さんのiPS細胞で病気を試験管内に再現して進める治療薬の開発です。

堅田 明子
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堅田研究室は、神経幹細胞の運命が決まるしくみと、脳脊髄液をつくる脈絡叢の多様な働きに注目し、脳の発達から神経の病気までを理解する研究に取り組んでいます。脈絡叢は、脳脊髄液にさまざまな因子を分泌して脳の発生や維持に関わり、血液と脳脊髄液のあいだの関門として全身と脳の情報のやりとりも担っていますが、その働きの多くはまだわかっていません。マウスを使った基礎研究に加え、神経の病気の患者さんのiPS細胞から大脳皮質や脈絡叢のオルガノイドをつくって解析しています。
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