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10研究室・先輩の声 1件

齊藤 博英
先輩の声 1件
タンパク質がRNAの配列と構造を見分けてつくる「RNA-タンパク質複合体(RNP)」は、遺伝子の発現や細胞の運命の決定などを制御し、細胞の中の分子のしくみの中心を担っています。齊藤研究室は、RNAやRNPを軸にしたデザインバイオロジーや実験進化を通じて、生命システムを理解・制御する新しい技術の開発に挑んでいます。京都大学医学研究科の修士・博士課程の学生に、RNA合成生物学、分子生物学、幹細胞生物学、生命工学などの手法を身につける研究指導を行っています。

濵﨑 洋子
先輩の声 0件
免疫は、感染から体を守るだけでなく、移植した臓器の拒絶や、生活習慣病・がんなどの加齢に関わる病気の発症にも深く関わっています。濵﨑研究室は、免疫の司令塔として働くT細胞と、それをつくる臓器「胸腺」を主な対象に研究しています。免疫学の基本原理を探るとともに、それをもとにした新しい免疫の制御法を開発し、医学・医療に広く貢献することを目指しています。

川口 義弥
先輩の声 0件
iPS細胞は、臓器の発生を培養皿の上で再現して移植用の細胞を作ることと、病気のしくみを再現して薬の開発に役立てることに使えます。ただし、多くの種類の細胞が関わる病気では、iPS細胞だけで病態を再現するのは難しく、マウスなどのモデル動物も欠かせません。川口研究室は、膵臓をはじめとする内胚葉の臓器を対象に、iPS細胞を使う研究と、臓器の再生・老化・がんを対象にした研究を同時に進めています。臓器の発生と、再生・老化・がんで見られる細胞のふるまいには、活発な増殖や細胞の移動といった共通点があるからです。

髙島 康弘
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幹細胞は体の中で日々新しい細胞を生み出し、古くなった細胞を置き換えて私たちを支えています。髙島研究室は、幹細胞を制御して健康を促すことを目指しています。受精卵により近いナイーブ型ヒトiPS細胞の樹立に成功し、それが胎盤や卵黄嚢を含む妊娠期のすべての系列の細胞に分化できることを見いだしました。ヒトの胚の発生をまねる幹細胞胚モデルの作製にも成功しています。

山本 拓也
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山本研究室は、iPS細胞の技術を生かし、分子と細胞のレベルで新しい生命科学の分野を開拓しています。iPS細胞が誘導される過程を含む細胞運命の変換や、個体の老化を主な対象に、ゲノムDNAから情報がどのように取り出され、細胞の機能や性質に結びつくのかを理解しようとしています。染色体の高次構造、エピジェネティックな制御、転写、翻訳など、多くの階層にまたがる制御のしくみを統合して解析しています。

WOLTJEN Knut
先輩の声 0件
ヒトゲノムの配列は広く読めるようになりましたが、そこに書かれた働きのほとんどはまだ謎です。ヒトiPS細胞はドナーと同じゲノムをもち、病気の影響を受ける細胞に分化できるため、ゲノムの機能を調べる強力な道具になります。ウォルツェン研究室は、iPS細胞での最先端のゲノム編集技術を専門とし、「Read(読む)」「wRite(書く)」「Regulate(制御する)」の3つのRを通じて、ヒトゲノムの完全な制御を目指しています。研究室メンバーの多くが外国人研究者で、国際的で多様な研究環境です。

高橋 和利
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技術の進歩で、DNAから写し取られたRNAがタンパク質に翻訳されるという古典的なセントラルドグマが見直され始めています。高橋研究室は、まだ見つかっていない小さなタンパク質や機能性RNAなど、古典的なセントラルドグマに含まれない分子に注目しています。こうした新しい視点で、多能性幹細胞をモデルに、細胞の運命が決まるしくみの謎を解き明かそうとしています。

下林 俊典
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細胞の中の分子は自発的に集まり、脂質の膜に包まれないオルガネラをつくって、細胞の至るところで重要な役割を果たしています。下林研究室は、相分離を含む細胞内の分子の統計的な性質に着目し、膜のないオルガネラの役割を解き明かそうとしています。特に、細胞の時間を逆戻りさせるリプログラミングの原理を、超解像イメージングや光による分子の集まりの操作、数理モデルなど、従来の分子生物学の枠を超えた方法で研究しています。

中川 誠人
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iPS細胞は、体の細胞に特定の転写因子を入れて初期化(リプログラミング)することで作る、多様な細胞に分化できる多能性幹細胞です。中川研究室は、リプログラミングのしくみの解明を通じて、細胞の可塑性の本質に迫る基礎研究を進めています。c-MYCの代わりとなる安全性の高いMYCLを見つけ、iPS細胞を作る効率と質を両立する方法を確立してきました。

岩崎 未央
先輩の声 0件
細胞の構造や機能を直接担うのは主にタンパク質ですが、細胞の状態はこれまで主にRNAの量にもとづいて議論されてきました。RNAの量とタンパク質の量は必ずしも比例しないことがわかっています。岩崎研究室は、精度と再現性の高いプロテオーム解析技術を開発し、それをもとに多能性幹細胞でのタンパク質の量の制御と、翻訳・分解の制御の原理を解き明かそうとしています。タンパク質の細胞内の位置や翻訳後修飾、複合体のでき方も、細胞の種類ごとの働きを決めています。同じゲノムをもちながら多様な細胞に分化できるiPS細胞は、分子の量の制御の原理を探る理想的なモデルです。
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